Sing a song for today

明日を憂う前に、今日を生きる。今日を唄う。

【♪】嵐 43rd Single【GUTS!】:歓びへと舵を取れ

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アルバム【LOVE】の喜びが確信に変わった。死んだと思っていたJストサウンドの復活。嵐ならアルバム曲にありそうな曲調だけど、乗る言葉は確実にシングルの、ドラマ主題歌のそれ。

三十路5人が風船ガムを膨らませてるブックレット。可愛いって罪ですね。
青志先生を基本とした5人の衣装、翔さんがグレーのパーカーなのは笑っていいのか否か(蘇るWパーカーの恐怖…!)。青志先生の靴下だけ赤チェックでお洒落。相変わらず相葉さんはピンクが似合う。

01. GUTS!
応援歌が彼ら自身の曲に聞こえなくなったのはいつからだったか。自分たちをも励ますように歌っていたのが、いつの間にかどんどん大きくなって、いまでは少し離れた場所から鼓舞してくれる存在になった。“VIVA 青春”
“雨は上がり 幕も上がり” この言い回しが好き。その前の“泣いてるんだよ”が活きる。
“青春”だからこそ“やりたいように突き進め”るし、それが許されるんだろうなぁ。
野球を連想させる直接的な表現はないけれど、進学校の弱小野球部に重ね合わせるのは容易い。彼らには“常識なんて吹き飛ば”す必要があるし、“まだまだ諦め”てはいけないのだ。

この曲が素晴らしいのは、チームの中のひとりを応援する体で歌われているところ。チームの中で頑張るひとは勿論、ひとりで頑張るひとのことも勇気づけてくれる。野球部だけでなく帰宅部でも応援してもらえるというか。

何と言ってもベースが小気味良い曲! やっぱり生バンドが似合う曲を歌っていてほしい。オケの感じが吹奏楽部を想起させるのは、ドラマのイメージに引っ張られすぎかなぁ。また大好きな曲が増えました。

02. Fly
これキスマイっぽいなー歌ってほしいなー! 軽くて薄っぺらい雰囲気だけの曲は好きじゃないけど、耳が痛いくらいのダンサブルなサウンドは気持ち良い。嵐さん何でも歌えますね…。
こうして聴くと改めて、嵐のユニゾンは大野さんありきというか、大野さんを軸に成り立ってるのをひしひしと感じる。圧倒的安定感。

★MV【GUTS!】
ブックレットの写真の可愛さをMVが軽々と超えてきて、何だこの三十路5人…ってなってる。この歳でこの人畜無害感、アイドルという職業の尊さと業すら感じる。。
応援団っぽい振りも、やりたいように突き進んじゃう振りも素敵だけど、やっぱり野球の振りが最高⚾! 投げてる時と打ってる時の相葉さん超たのしそうw
やっぱりドラマ仕立てより歌って踊るMVが良いなぁ。何回でも観れる。曲も良いから尚更。

文房具のイラストの中で動く嵐さん、二次元感が半端ない。
冒頭の相葉さんがこのMVの楽しさを象徴してる。
叫ぶ大野さんも頬杖つく翔さんも最高です。
センターの二宮さんはいつも以上にキラキラしてる。
松本さんの末っ子的な笑顔がとっても可愛い。キメてるイメージを持たれがちだけど、無邪気に笑ってるときが一番素敵だな。

みんなニコニコしてて、見てるこっちまで楽しくなる。このひとたちは5人でわちゃわちゃしてるのが一番可愛い。内輪でまとまりがちだと揶揄されるのも、「不遇」の時期がそうさせてるのかと思えば切なくなる。味方が他の4人だけだった時期。仲良しさが売りになって本当に良かったね。
コンサートはいわばホームだけど、テレビでは自分たちのファン以外にも楽しんでもらえるようなコンテンツにならなきゃいけない。だからコンサートの動員の割にテレビの視聴率が振るわないのかもなぁ。好きだけどね。

ドラマや映画の主題歌が多いから、作品ごとにセンターが変わるシステム、観ていてどこか安心する。固定センターの良さも勿論あるけど、歌唱力の絶対的センター大野さんがいつでもセンターな訳ではないところに、嵐のコンセプトが表れてる気がする。逆に言えばみんながセンターになれる力をつけた、(良くも悪くも)平等なグループなんだろうな。


2曲+MVの感想にしては長くなりすぎた…14年目の拗らせた想いがだだ漏れ。やっぱり曲が良くないと推せなくて、一時期は離れていたけど、このひとたちに興味を失くすことは一生ないと改めて思ってる。
幸せで居てほしい。

GUTS !(初回限定盤)(DVD付)

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