Sing a song for today

明日を憂う前に、今日を生きる。今日を唄う。

【♪】2014.10.31 Base Ball Bear「Tour “二十九歳”」@ Zepp Nagoya


※ツアー中につきネタバレ注意!※

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はじめての Zepp Nagoya!最寄駅は「ささしまライブ」駅。駅名にライブって入れちゃう寄せっぷり!

史織嬢寄りのほぼセンターで見てたから、何度か史織嬢&小出さんと目が合った気分になった。笑
名古屋でもお目にかかれて幸いにございます。

★本編
①何才 / アンビバレントダンサー / PERFECT BLUE
--MC--
②そんなに好きじゃなかった / Stand by Me / Ghost Town / 抱きしめたい
--MC--
スクランブル / 方舟 / THE END
--MC--
④changes / CRAZY FOR YOUの季節 / UNDER THE STAR LIGHT / 光蘚 / 魔王

★en.
海になりたい part.2 / カナリア

★感想(セトリ)
・①『何才』『アンビバレントダンサー』の後、アルバムではこれからの希望を歌う『ファンファーレがきこえる』がきていたところ、ライブでは翔び立つ少女がモチーフの『PERFECT BLUE』が歌われる。この曲には昔の曲を殺す覚悟を感じてしまう。「アンビバレント」の後に「パーフェクト」が来るの、よくよく考えれば鳥肌。『完璧な青』とは青春のことかと思っているのだけど、哀しみも爽やかさも表せる色ということを鑑みれば、パーフェクトにアンビバレントなカラー。
・②real fictionとfictional realityが行き交うターン。現実らしい虚構と、虚構に見せた現実感。『The Cut』でバッサリやられない分、妄想が膨らむ。笑
・③交差点と海の上、2曲分たっぷり漂ったら、そんな気持ちにも終止符を打って。
“僕の人生は つづくつづく”
と現実を受けとめた『THE END』からの、
“さぁ、変わってく さよなら 旧い自分”
という『changes』の流れ、、!
・④ここで “変わった” 僕は、海みたいに笑う彼女を連れて、星の光の下を駆け抜けていく。辿り着いた “心の中” で、光蘚のような気持ちを認め、魔王と対峙する。
アルバムでは彼女を殺して「彼」を見据えたところ、ライブでは彼女を連れたまま対峙しようとしていくのが、閉じ込められたパッケージと生きた演奏の違いかもしれないなんて思った。
・他所とセトリはそんなに変わらないみたいだけど、名古屋のアンコールに『海になりたい part.2』を選んでくれたのが本当に嬉しかった。大切にしたい曲だから。
“T・H・E to the E・N・D 意識したあなたは
幸せな歌、唄えない ならば僕が唄ってあげる”

★感想(曲)
・『アンビバレントダンサー』が好きすぎて。歌い方も奏で方も色気がある。
“嘘だけどTruth 本当だけどFalsehood”
“嫌いだけどMiss you 好きだけどHate you”
・『光蘚』のときのミラーボール+レーザーが強調される演出、すこし笑った後、泣きそうになった。
・のほほんと終わった感じになったけど、最後の『カナリア』の将平さんギターパート、やっぱりエンディングテーマ感あったなぁ。
【二十九歳】インタビュー今更読んだんだけど、エンドロールって解釈、合ってた!流石に「かなりリアル」の略で「カナリア」は気づかなかったけど…!
・『スクランブル』のシティポップ感にときめきが止まらなかった。
・『UNDER〜』音に飲み込まれて気持ち良いって素直に思った。奏でる方も聴く方も頭振りまくって。史織嬢ベース上手くなったなって思った。

★感想(MC)
・長めのMCを次の曲に繋げるくだりが秀逸。小出さんのトークスキル。
「今日はハロウィンだから…皆さんBase Ball Bearファンのコスプレしてるんですよね? 似合ってますよ」「僕らもBase Ball Bearのコスプレしてまして…堀之内なんかすっかりなりきってますけど」笑
・街にゾンビのコスプレが多い→そのうちの1人にインタビューしてみた→「いままで付き合ったのは100人以上」「何故別れたの?」「そんなに好きじゃなかった」!!!MCからrealとfictionを操ってた。。
・文字で残したらいろいろまずいことも口走ってた(ように見せて計算で喋ってた?)MC、学生向けのSOLじゃ勿体無いので独自のUst配信でもして存分に語ってほしい。笑。あんなにインスタを楽しんでたのにすっかり批判的になって。。笑
・「ラブアンドポップが一番苦しかった」「『changes』が大嫌いだった」と言うくだり、聴いていてこちらも苦しくなった。と同時に、私がそのアルバムを一番好きなのも何となく納得できたり。。モヤモヤを詰め込んだガチャガチャ感が好きなのかも。

★感想(他)
・史織嬢が終始可愛くて、アラサーの人妻とは思えなくて笑、釘付けでした。アンコールで髪結んで出てきたときには人目もはばからず黄色い歓声をあげそうになりました。笑
・ダンス湯浅将平は無かったけど、気持ち良さそうにギターソロ弾いてたのが素敵でした。喋らなかったけど。
・堀くんも楽しそうにドラム叩いてて、見てるだけで笑顔になれちゃう人柄の素敵さを再認識。ハモりも上手だったなー。
・アンコール後に『CITY』がかかってたのが何より泣けた。笑。翌日ザチャレのリキッドワンマンだしね!行きたかった!ヽ(;▽;)ノ
・本当は分かってる、「普通」を歌ってるままでは今までと変わらなくて、“あの丘” に行きたいならもっと変わらなくちゃいけないってこと。でも、この辺りの感覚が好きで、自分自身抜けきれないから、ずっと彼らを追ってしまう。
“変われない僕を連れて このままで”
なんて歌ってる以上、彼らもしばらくはこのテイストから逸脱できなさそう。それがどう転ぶか分からないけど、BUMPだってずっと同じことを手を替え品を替え歌ってる訳で、その方向性でいくならとことん突き詰めてほしいなぁ、とか。ブレるくらいなら覚悟を決めて突っ走ってほしい。まだまだついていきたいから。

二十九歳(初回限定盤)(DVD付)

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