Sing a song for today

明日を憂う前に、今日を生きる。今日を唄う。

【♪】嵐 13th Album【THE DIGITALIAN】:Knock it 軒並み Knock you out


「デジタルとヒューマンの融合」をテーマとしたタイトル。ちょっとよくわからな…いや、何でもないです。うん。
ベジタリアンからの「デジタル主義者」は分かったけど、エイリアンからの「デジタル人間」までは気づかなかった。

翔さんいわく「15周年」に「オリジナル」の「ニュー」アルバムを届ける、それが嵐のスタンスの全てだと。超かっこいい。
ベストアルバムを出しても良いところで「立ち止まり、振り返ることだけでは何も生まれません」なんて言えてしまう。
その一方で、リーダー振付曲や翔さん全編作詞曲がちゃんとあるのも素敵。
甘んじないで攻めていく嵐で居てくれて嬉しい。
ブックレットでは頑なにこちらを見てくれないけど。笑


01. Zero-G
"Nothing's gonna change my world"
このフレーズがポジティブな意味合いで出てくるあたり、今の嵐のスタンスがよく分かる。
15周年という節目に出すアルバムの1曲目に「ゼロ」を冠してくるあたりも。
“Knock it 軒並み Knock you out”
“Rock it ときめき Rock your world”
この辺りの言葉遊びが好き。

打ち込み曲ばかりで好きになれず、ほとんど聴かずに仕舞ってしまった数年前のアルバムを思い出す。私の音楽の好みも少し変わったし、他の誰かじゃなく、嵐が歌う意味のある曲だと思えるから受け入れられるのかもしれない。この曲で幕を開けるアルバム、ワクワクしかない。

02. Wonderful
jazzyな感じが堪らなく好き!
PE'Zか!ソイピンか!スカパラか!リトルファッツか!みたいな(めちゃくちゃ)
こんなテイストの曲も背伸びじゃなく等身大で歌えるようになったんですね…いや、もう三十路なのは分かってるけど。笑

03. Tell me why
最近のアルバムに1曲は入ってる、打ち込み失恋ソング。好きな層がある程度居るのかな。
サビへの盛り上がり方、からのサビがパッとしなくて肩すかしくらう。。

何も考えないで踊りたくなる。サカナクションセカオワすれすれの感じ。笑
「デジタリアン」って語感のファーストイメージはこんな感じだったな。
翔さんソロ曲『Fly on Friday』もなんとなく想起させる。(イメージとしての)ボカロ要素もあるかも。こういうのカップリングとかアルバムで聴きたいな〜ヤスタカ兄さんとのコラボとか今後ないかな。
"I'm in galaxy It's not fantasy"
このフレーズが何となくお気に入り。

05. Imaging Crazy (vo. Satoshi Ohno)
リーダーのソロ曲。アルバム初収録の『Rain』からブレない方向性。打ち込みで、どことなく危ない世界観。今回もまたストーカーっぽい。。
コーラスワークが全部リーダーなの胸熱。嵐の歌声の肝となってる人だなと改めて。
低音が翔さんの声とちょっと似ててびっくりした。翔さんが寄ったのかな?

06. GUTS! ★43rd Single
MVが可愛すぎて何度でもリピートできちゃう曲。
これはシングル単位で感想書いてます。
『Imaging Crazy』からの流れだと、「嵐っていろんな曲歌えるんだな…」ってしみじみ思える。

07. Disco Star (vo. Masaki Aiba)
「相葉ちゃん意味わかって歌ってる?」って思うフレーズが何ヶ所かある。またキー合ってないし。笑。低音でじっくり歌うのも聴きたいよー。
聴いてるうちに氣志團を思い出した。ウケ狙いの選曲としか思えない。笑
前回のソロ曲『夜空への手紙』で等身大の相葉雅紀を出してきたなと思ったら、またスーパーアイドル相葉ちゃんに戻ってて、このひとのそういうところが本当に好き。一番素っぽく見えてアイドルらしいひと。

08. 誰も知らない ★44th Single
タイトルで損してる気がする!普通に良い曲。死神くんの世界観で「一生」を歌う。
大野さん主演ドラマの主題歌に多いのは『Truth』然り『Monster』然り、壮大なオケが印象的な曲。人間じゃなかったり殺人犯だったり、現実離れしてる役のせいかな? そしてそういう曲は得てしてファン以外にもウケている印象。
“運命という言葉じゃ語れないストーリーを導く 永遠の彼方へ”

09. TRAP
キスマイにぜひ歌ってみてほしい。
『RIGHT BACK TO YOU』で翔さんが書いてたラップ詞を思い出した。
“明くる晩もまだまだ包囲内
だからって隙あらば逃げる事を理解”
いまやもうトラップの中。よくよく読むと怖いけど、自信に満ち溢れてる感じが格好良くも思える歌詞。

10. STAY GOLD (vo. Jun Matsumoto)
潤くんは今はこういう曲が好きなのかな。笑。そのときの好みがソロ曲に如実に出る人だなと思ってる。毎年いろんな曲で魅せてくれる。
歌声が年々甘くなる。
“最高のSTAGEを贈るよ”
なんて、有難きコンサート演出担当のお言葉(行けないけど)。
サビがポップで何度でも聴きたくなる。
どことなく真面目な言葉のチョイスは潤くん作詞のとこかな。いつか全編作詞曲も聴いてみたい。

11. Bittersweet ★42nd Single
失ショコの世界観にぴったりの素敵な曲。
潤くん主演ドラマの主題歌といえば、花男の主題歌三部作に代表されるラブソング。「少女漫画の主人公」という点ではある意味(大野さんと同じく笑)現実離れした役なんだけど、だからこそベタなラブソングがハマってきたりする。
そんな中でこの曲のテイストがちょっと違うのは、作中でサエコさんがただのヒロインではなく、ソウタの憧れの存在だったこと。
“君にもしも出逢わなければ まるで違う世界が見えていたんだ
確かなことがあれば 君がいるから ここに僕はいるよ”
この曲で歌われる「恋」は圧倒的な片想い。キスマイ『キミとのキセキ』同様、歌詞をアイドルに向けての気持ちとも重ねられる。
“叶わないけど愛おしい 僕を強くさせる”
すべてが詰まったワンフレーズ。

12. メリークリスマス (vo. Kazunari Ninomiya)
ある意味ファンタジー要素の強い、現実感がありそうで無い曲の連続。
ザ・アイドル曲をアイドル本人が作詞作曲してくる最高感…!AKBが歌ってもいいくらいだよこれ。。
最後のサビが最高にロマンチック。
雪の中のサンタクロースをケーキの上の苺に例える彼女とか可愛すぎるし、それが実際にのちゃんっていう意味の分からなさ。。そういえば珍しく女性目線じゃないのね。
デジタリアンってアルバムにバンド曲ぶっこんできて、モチーフもケーキを売るサンタのバイトだなんて、ちょっと、可愛すぎて怖いね!
すっかり小川貴史さんと組むのが定番になってきましたね。

13. キミの夢を見ていた
もう一対一のラブソングって歌わないんだろうな。というか、歌ったとしても、「5人」対「大勢」の曲になっちゃうんだろうな。
合唱曲みたいに綺麗に整えられてる。デジタル感も消えた。笑
2番が本当に嵐らしい歌詞。
“変わらないから ありのままを贈りたいよ”
“時代はどこまで 僕らを追いかけてくるだろう?
風を背に受けよう”
時代に追いつこう、トップになろうとしてたひとたちが歌うのがぐっとくる。
コンサートで聴いたら泣くなぁ。
“この素晴らしい世界でほら 君のことを見つけた”
嵐に対してそう思ってる人がたくさん居るんだろうな。

14. One Step
同じような曲が続いちゃった感。言いたいこと、歌いたいことがこの辺りなんだろうね。
翔さんはどうして口笛を吹いたのでしょうか。笑
それにしても、いつまでも綺麗な言葉を歌えるひとたちだなぁ。三十路でこの歌詞が嘘っぽくならないのが凄い。アイドルっていう職業の業の深さ。。

15. Hey Yeah! (vo. Sho Sakurai)
いまや嵐がシングルで出しそうな「ワールド感」溢れる曲を、あの尖ってた翔さんがソロでやるっていう時代の流れ方。あれだけ言葉ひとつひとつにこだわるひとがあえてつけるタイトル「Hey Yeah!」の重み。
このひとはいつも「自分が担う役割」を意識してるんだろうなぁ、なんて思わされる。アルバムのタイトル命名も然り、翔さんが嵐の発信地、言葉の代表なんだなとつくづく思わされる。
“この世界は Beautiful” だなんて、アルバム【Beautiful World】命名者の翔さんに歌われちゃったら信じるしかないよね。作詞はAKIRAさんだけど。
ラップ詞の寄り添い具合が半端なくて、もう一生ついていきます!って気持ちになった。
“your lifeと俺だって同じさキョーダイ”
くらいは言ってくれてたけど、
“いつでもそばにいるから大丈夫”
とまで言ってくれるとは。
まあ流石に、宇宙すら包み込む愛情” だけは笑ったけど。でかい男だね翔さん!笑

16. Hope in the darkness
W杯主題歌みたいな曲。最近アルバムに1曲は入るようになってきたな。。
何度も言われると本当にそう思いたくなるから不思議。この想いこそが暗闇の中の希望。
“素晴らしき明日へ”

17. Take Off !!!!!
タイトルの「!」が5個あるだけで泣ける。通常盤にしか入れないあたりあざといけど、それは大人の戦略だもんね。。
サビがアニメのOP並みにポップ。
晴れて我々はARASHIANSになった訳ですね。笑
最後、5つを6にしてくれて、ありがとう。
あれが「my fellow Americans」からきてるのであれば、「わが同胞の嵐の皆さん」って我々まで嵐に数えてくれてる訳ですよね。
嵐は私たちを理想郷に連れてってくれる飛行機で、Past and futureの滑走路を走ってて、乗りこめば、つまり共に行けば、空にだって触れられるんだよね。
ずっと戦ってきた嵐が、トップになろうとしてきた嵐が、“逆境を脱走” と歌えてしまう現実に泣けてくる。それでも尚、ちょっと攻めた歌い方してるのがまた。
“舞うからまだまだ”
なかなか芽が出なかったのに今やトップとってる自分たちを “秘蔵っ子” とか言えるの良いよね。
翔さんのメッセージ、絶対コンサートで盛り上がるやつ。
"This is our message. You know?
Everybody, what's our name? Ready? 3, 2, 1, come on!"


総括:やっぱり嵐が好き\(^o^)/!!笑
前作【LOVE】を越えてはこなかったけど、一時期の残念さと比べればケタ違いに素敵で、何度も聴きたくなる。
攻め続ける嵐にまだまだついていこうと思えました。