Sing a song for today

明日を憂う前に、今日を生きる。今日を唄う。

宙ぶらりんでキスを待つ


あたらしい世界に飛び込んだときの、色々な方面に興味を抱く感覚が好き。満ちた未知に、どうしようもなく高揚する。一方で、思い描く未来を得られないこと、失うことを恐れてしまう。

1ヶ月後の所在を知らされぬまま日々をこなしていることが、時々堪らなく不安に思える。なんて宙ぶらりんな日々。
地方へ出る覚悟はできたけれど、ある地への気持ちが強すぎて、予想だにしない所へ飛ばされたときが怖い。その希望も自分を洗脳した結果だし。

毎日お金をいただきながら学ばせていただいて有難い限りだけど、考えれば考えるほど生きていくって難しいなぁと思う。望む場所で望むように生きていくのは思っていた以上に難しい。

ワークライフバランスを考える機会があって、結婚はできそうにないなと苦笑してしまった。理想に辿り着く頃には結婚したい年齢を過ぎていそうだけど、やりたいことをやれないまま休んだり辞めたりするのは悔しい。モテるモテない以前に、性格的に無理そう。仕事に邁進してアイドルを愛でていれば生きていけそうなあたり、男に生まれるべきだったかもしれないと親の設計ミスを疑ってしまう。笑。それでいて女として生きるのは心から楽しい訳で、一番楽しかったのも女子校時代だし、はっきりと言い切れないあたりが複雑。

そもそも誰かと同じ空間で暮らすということがとんでもなくハードルの高いことで、だからこそ良い悪いではなく、結婚した人は偉いなぁ、凄いなぁ、なんて純粋な気持ちで尊敬の念を抱いてしまう。一人で生きていく分には哀しいほど自由だから。

誰かと人生を共にするためには愛し合う必要がある訳で、そのためには恋が始まらなければならない。
始まりはそう Kiss Kiss Kiss”とは案外真理で、キスから「始まってしまう」感じは否めない気がしている。物語の官能的な巻頭。

研修を通して会社の事業を知っていく中で、自分がやりたかったことを改めて思い返している。
自分が身を置く環境で、好きなひとが市民権を得ているのは堪らなく嬉しい。
自分の好きなものや好きなひとを、他のひとにも好きになってもらいたい。原点はここだったのを思い出した。

宙ぶらりんでキスを待つ日々。
願わくば、安心して地に足を着けたくなるような、優しい口づけを。
天使のように舞い降りるのは無理でも、天使が舞い降りるのを待つことができるように。

世界が変わる Kiss Kiss Kiss”.


♪SHE! HER! HER! / Kis-My-Ft2
(※もっともらしく書きましたが、この曲は単に「キスがしたい」だけの曲です笑)