Sing a song for today

明日を憂う前に、今日を生きる。今日を唄う。

つまらないのはあなたのせい

日々迫る学生生活の終わりに、募りゆく寂しさと恐怖。この大学において浪人も留学も留年もせず卒業してしまうマイノリティ具合を少し惜しんでみたり。笑。 
「つまらない」と思うことが減って、代わりに時間の足りなさを感じるようになった4年間。 
 
 
私の中では「つまらない」イコール、時間はあるけど、やりたいことや面白いことがない状態。
最近つまらないと思わなくなったのは、満たし方を沢山覚えたから。果てしなく広がる未知の世界に、惹かれ続けていく日々。
聴きたい音楽。読みたい本。行きたい場所。食べたいもの。会いたいひと。
好きなひとの好きなものを知って、できたら、好きになりたい。
知らないことを知り、その度にあたらしく生まれ変わるような、その感覚を愛してしまっている。
 
例えば単調な作業も「つまらない」ものではあるけど、効率の良いやり方を考えたり、一緒に作業してるひとに話しかけて仲良くなってみたり。
与えられるのを待たず、飛び込んで行く勇気と楽しさを覚えた。
 
初めて出会った「旧いもの」は、自分にとっては「あたらしいもの」。
昔に遡るか、今に追いつこうとするか、タイミングの見極めは難しい。
例えば好きなバンドの、対バンを追うか、ルーツを辿るか。
知らないことが多すぎて、つまらないと感じる暇もなく、ただただ知りたい。愛したい。満たされたい。
 
すべては好奇心の為せる業。
そして同時に、したいことがすぐできる環境に身を置くことの大切さを、痛感する。
 
いままで欲しくても届かなかったものが、ほぼ手に入ってしまう街、東京。
物理的には地方だって困らない。得難いのは、巡り合える「機会」。
 
結局、何処にでも行けると思う気持ちと、東京から離れるのを恐れる気持ちが交互にやってきて、不安で仕方なくなる。死ぬ訳でもないのに。
 
「つまらないのはあなたのせい」と、自らに言い聞かせて。
本配属される6月以降、地方で「つまらない」なんて嘆いてたら、笑っちゃうな。笑ってね。