Sing a song for today

明日を憂う前に、今日を生きる。今日を唄う。

C'est la vie

 
「どうしてつよくなれないんだろう」 
「つよくなりたくないからだよ」 
 
 
変わりたいなんて思ってないんだよ。こともなげに友人は言った。「私は現状に甘えてるのかな」「そうかもね、まあ、今のままでやっていけてるなら良いんじゃない」
 
 
月9「失恋ショコラティエ」を観た。原作は未読。いかにも月9らしくて今後が楽しみ。石原さとみが可愛すぎた。
あまりにまっすぐな主人公を観ながら、夢や生き方のことを考えた。
 
小学生の頃は、皆同じような夢を語っていた。野球選手、サッカー選手、ケーキ屋さん、幼稚園の先生。選択肢は「自分の見てきた大人」だから、幼い頃は似たり寄ったりになる。(余談だけど最近はキャバ嬢とか言う子も居るらしい。。)
 
その夢を叶えるのはほんの一握りで、それは才能や努力もさることながら、まっすぐに、純粋に夢を見た結果なのかなと思う。これはこの前も少し書いたところ
 
 
先日の友人との会話。
レールに乗れる「賢い」人生。いろいろ考えてるように見えるひとのほうが、回り道。そうやって社会が廻っている。
結論、素直に生きたもん勝ち。
 
 
ドラマの最後、彼は想う。もっと傷つけて嫌いにさせてほしい(のに、優しくされるから諦めきれない)。
けれど恐らく、彼はなかなか傷つかない。何をされても希望を棄てきれず、許してしまうような気がする。優しい弱さで夢を見る。傷つかないのは、傷つこうとしないから。
 
 
何回も聴いて好きになる音楽。何回も思い出して大切になる記憶。何回も会って好きになるひと。
何回もつよくなろうとしたら、つよくなれるのかな。
「したい」だけでやらないことが多いけど、たとえば優しくなりたいなら、なればいい。なれるように努力すればいい。
たったそれだけの簡単なことを、酷く難しいものにしているのは、何だろう。或いは、誰だろう?
 
 
願望と甘えのバランスをとって、素直に生きていくこと。思いがけず見つけた、今後の目標のひとつ。